奥さまのお城
キッチンは「奥さまの城」とよく揶揄されますが、奥さまが一番こだわる場所です。
使い勝手やお手入れのしやすさはもちろんのこと、省エネや収納などの機能性やデザインなど、こだわりは人それぞれです。
今回は、そんなキッチンのリフォームをしてくださったT様ご夫婦のお話しを少しさせていただきます。
まずは、こちらをご覧ください。
これらの写真は、リフォームする前のT様邸のキッチンです。
作業スペースは狭くて薄暗い、床もペコペコしていて不安定でした。
しかし、奥さまは長年使ってきたキッチンにかなりの思い入れがあったようです。
キッチンリフォームのお話しをいただいたのは、5月の中旬ごろ。
新型コロナの影響などもあり、なかなか話しを前に進めることができませんでしたが、
8月のお盆明けから工事を始めさせていただくことになりました。
奥さまとご主人さまのこだわりは、
- キッチン全体が明るく見えるようにしたい
- キッチン全面をリフォームするのではなく、長年使ってきて愛着があるもの(カウンターや吊り戸など)は残したい
- 背面に、収納を兼ね備えた作業台を『木』を使って造作してほしい
この3点でした。
それでは、こちらをご覧ください。
キッチン本体(扉やワークトップ)のカラーは、今までのT様邸にはほとんど見られないカラーを奥さまが選ばれました。
そして、そのキッチン本体に合わせるように、床のフロアタイル、壁や天井のクロスを奥さまがコディネートされました。
キッチンスペースに奥行が生まれ、床・壁・天井の白とブルーが今までより明るく感じさせてくれますよね。
工事の最中、一度はずした吊り戸は、ご主人さまがきれいに磨いてくださったので、黄ばみや油汚れが無くなりました。
最後に、自社で造作した背面棚を納めさていただき、T様邸のキッチンリフォームは完了です。
リフォーム工事の期間中、私の調整不足などもあり、T様ご夫婦にはご迷惑をおかけしたにも関わらず、
ご主人さまから最後に温かいお言葉をいただいたこと、心より感謝いたします。
そして、造作した背面棚を納めさせていただいたとき、奥さまが喜んでくださったことが、
私にとって何よりの財産になりました。
本当にありがとうございました。