中二階とは

2023年11月6日

皆さまこんにちは!

以前ロフトについてご紹介しましたが

今回は、中二階についてです!

●中二階とは?●

中二階とは、2階へ行く中間などに空間を作り狭い敷地でも有効に使えるようにする間取りです。

「1.5階」や「スキップフロア」とも呼ばれ、近年注目されている建て方です。

中二階として作る場所は2階への階段の途中だけでなく、

地階や小屋裏などにも対応可能ですので、汎用性も非常に高い建物です。

限りある土地面積の中でやりくりするのはなかなか大変なため、注目されているようです。

ロフトと中二階の違い●

中二階とよく似ているイメージの言葉に「ロフト」があります。

ロフトも同じ階層に高さの違う空間を設けることを意味しますが、

空間の利用目的においてロフトと、中二階には違いがあります。

ロフトは収納スペースなど物置として利用することを目的にしたスペースです。

一方、中二階は、書斎やワークスペースなど、人が過ごすことを目的に作られています。

また、ロフトは天井高が1.4m以下で床面積に含めない空間であることが

建築基準法によって決められており、中二階より低い高さで設置するケースが多いでしょう。

 

●中二階のメリットとデメリット●

◇メリット◇

  • 空間を広く感じる事ができる
  • 採光性が高く部屋全体に光が差し込む
  • 家族のつながりを感じながら過ごすことができる
  • 中二階部分を様々な用途に活用できる
  • 居住スペースが広がる
  • 税金が安くなる可能性がある

中二階は先述の通りひとつながりの空間の中で高低差によって新たにフロアをつくるため、

天井までの壁などによる仕切りがなく、見通しがよいため空間を広く感じることができます。

また、中二階と吹き抜けはセットで設けることが多いため、

天井高の高さによる空間の広がりが感じられるほか、

吹き抜けの高い位置に窓を設けた場合は、採光性がとてもよくなります。

ひとつの空間で緩やかに区切られているため、

中二階に家族の誰かがいてもみんなの様子が感じられ、家族間のつながりを保つこともできます。

中二階部分は書斎、キッズコーナー、スタディスペース、ホビースペース、シアタールームなどの

居住スペースとしてはもちろん、大型収納スペースなど家族構成や好みにあわせて、

さまざまな用途に使うことができます。

また、平屋や土地の面積や形状に特徴や制限がある場合は、居住スペースも限られてしまいがちですが、

中二階のある家にすることで居住スペースを広げることができるのも大きなメリットです。

 

◆デメリット◆

  • 室温の管理に工夫が必要となる
  • 完全なバリアフリーにできない
  • 固定資産税が高くなる場合がある

中二階のある家は空間が広い分、冷暖房の効率がわるくなりがちです。

空間の広がりやつながりは中二階の魅力やメリットでもありますが、

中二階の部分とそれ以外の部分で天井高に高低差がうまれ、特に吹き抜けがあればその分天井が高くなります。

たとえば冬に暖房を使用した場合、暖かい空気は上昇する特徴があるため、

中二階部分や吹き抜けに集中したり1階部分が寒くなりがちです。

反対に夏に冷房を使用した場合、冷たい空気は下降する特徴があるため、

1階部分はよく冷えて中二階部分が暑くなったりします。

これは中二階を設けたいとお考えの方が懸念される一番のデメリットではないでしょうか。

中二階も段差もない平屋でない限り、完全なバリアフリーにすることは難しくなります。

将来のことも考えて平屋を希望される場合はバリアフリーにしたいと希望される方は多く、

完全バリアフリー化にできない点はデメリットといえます。

固定資産税の評価額の算出方法には、床面積が大きく関わっています。

そのため中二階の部分を床面積と判断された場合、

課税対象となる床面積が増えるので、固定資産税が高くなってしまう可能性があります。

敷地に対して、もう1部屋欲しい場合など

利用状況をよく検討したうえで、中二階にするのかロフトにするのか

考えてみてくださいね(*^-^*)

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