巾木(はばき)とは?

2023年8月29日

皆さまこんにちは!

お部屋の中の、壁と床の境目、もしくは天井と壁の境目にある木の板を、巾木(はばき)といいます。

あまり意識することのない巾木ですが、実はちゃんと役割があるんです!

 

●巾木とは●

壁や床の境界部分に取り付けられる装飾的な木材や建材を指します。

巾木は主に壁と床の接合部分を覆い隠すために使われ、

見栄えを良くするだけでなく、壁と床の隙間を隠すための役割も果たします。

巾木は通常、木材や合成材料(プラスチックやMDFなど)で作られ、

さまざまなデザインやサイズがあります。

その形状やデザインは、建築のスタイルや用途によって異なります。

一般的なものは、壁と床の接合部分をカバーする直線的な形状のものから、

より複雑なデザインや装飾が施されたものまでさまざまです。

 

●巾木の役割●

1.美的な役割

巾木は内装デザインの一部として考えられ、部屋の雰囲気やスタイルに合わせて選ばれます。

木材の種類や色、装飾が施されたデザインなどが、部屋全体の見た目に影響を与えます。

 

2.保護と隙間隠し

壁と床の接合部分には隙間ができることがあります。

巾木はこれらの隙間を隠し、同時に壁や床を保護します。

水や汚れの浸入を防ぐ役割もあります。

 

3.仕上げ

巾木は建築や内装工事の仕上げに関わる部分であり、

適切に取り付けられることで、仕上がりの品質を向上させます。

 

4.床材の伸縮に対する対策

床材は季節や湿度の変化によって伸縮することがあります。

巾木は床材の伸縮を吸収する効果もあります。

 

巾木は建築や内装工事において、機能的であると同時に

デザインの要素としても重要な役割を果たす重要な部材です。

 

●巾木の種類●

巾木は、大きく分けて2種類の材質があります。

【木巾木】

木巾木は、木材を主な素材として作られる巾木の一種です。

木巾木は自然な風合いと温かみを持ち、伝統的な内装や建築によく使用されます。

木巾木は木の種類によって色や木目が異なるため、

部屋の雰囲気やデザインに合わせて選ぶことができます。

木巾木は耐久性があり、適切な手入れと保護を行うことで長く美しさを保つことができます。

〈メリット〉
  • 自然な風合い: 木巾木は自然素材であるため、温かみや風合いがあり、伝統的な内装や建築に適しています。
  • 耐久性: 適切な保護と手入れが行われれば、木巾木は長期間美しさを保つことができます。
  • バリエーション: 木巾木はさまざまな木材の種類や色、木目があり、部屋のデザインに合わせて選ぶことができます。
  • 高級感: 木巾木は高級感をもたらすことがあり、内装にエレガントな雰囲気を与えます。
〈デメリット〉
  • メンテナンス: 木巾木は適切な保護やメンテナンスが必要であり、定期的な塗装やシーリングが求められます。
  • 価格: 高品質な木巾木は一般的に高価であり、予算に影響を与えることがあります。
  • 湿度への影響: 湿度の変化によって木巾木は膨張や収縮をすることがあり、適切な施工が必要です。
【ソフト巾木】

ソフト巾木は、合成材料やプラスチックなどの軽量な素材を使用して作られる巾木の一種です。

ソフト巾木は木巾木よりも柔軟な素材であり、取り付けやカットが比較的簡単です。

また、ソフト巾木は木材に比べて耐水性が高い場合があり、

湿った環境や水回りで使用されることが多いです。

ソフト巾木はデザインの自由度が高く、カラーバリエーションも豊富です。

〈メリット〉
  • 軽量: ソフト巾木は軽量な素材が使用されるため、取り付けやカットが容易です。
  • 耐水性: 一般的に、ソフト巾木は水に強く、湿った環境や水回りで使用するのに適しています。
  • カラーバリエーション: ソフト巾木は豊富なカラーバリエーションがあり、デザインの自由度が高いです。
  • コスト効率: 木巾木に比べてソフト巾木は一般的に予算に優しい選択肢です。
〈デメリット〉
  • 耐久性: 一般的な木巾木に比べて、ソフト巾木は耐久性が劣ることがあります。
  • 風合い: 自然な風合いや温かみは木巾木に比べて劣る場合があります。
  • 環境への影響: 一部の合成材料は環境に影響を及ぼすことがあるため、環境への配慮が必要です。

 

●巾木の選び方●

【床の色に合わせる】

床の色に合わせると床が広く感じ、狭い部屋をより広く見せられます。

【壁の色に合わせる】

壁の色に合わせるとシンプルですっきりした印象になります。

また、高さが強調され天井が高く見えるため、吹き抜けのある部屋などにもおすすめです。

【アクセントとして使う】

巾木の色を敢えて合わせず、アクセントとして使うテクニックもあります。

壁と床の区分けをはっきりさせるので、お部屋全体が引き締まって見え、

巾木が太いほどアクセントとしての効果を発揮します。

建具や家具、ブラインドなど他のアイテムと色を合わせると統一感が生まれます。

 

巾木には沢山の役割があることが分かりました!

壁紙選びや床材を選ぶ際、一緒に巾木も合わせて選んでみてくださいね(*^-^*)

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