施工事例【畳編】
皆さまこんにちは!
今回は、畳の交換を施工させていただきましたので、ご紹介いたします(^^♪
畳は日本の伝統的な床材ですよね。
主にイグサ(葦)の茎を編んで作られた厚手の敷物で、畳表と呼ばれる表面材料で覆われています。
畳は、和室や床の上に敷かれ、寝転んだり座ったりするための床として使われます。
日本文化の一部として重要な存在であり、一部の伝統的な和室や茶室では今でも使われています。
ですが、近年では畳の使用は減少しており、洋室や畳敷きのない床材が一般的になってきています。
畳は湿気に弱く、湿度の高い場所ではカビが発生する可能性があるため、管理が必要です。
また、掃除がしやすい洋室の方が、衛生的な面での利点もあります。
新しく家を建てる時、部屋の1室を畳にするということは、減ってきているかもしれませんが、
昨今、現代風にアレンジされた畳も出てきているので、一緒にご紹介いたします!
【畳の寿命と交換時期】
まず初めに、畳の寿命や交換時期をご存知でしょうか?
畳の寿命や交換時期は、いくつかの要素によって異なります。
●畳の寿命●
1.使用頻度
畳の使用頻度は、交換時期に影響を与えます。
例えば、日常的に使用される主要な居室の畳は、より早く交換が必要になる場合があります。
2.環境条件
畳は湿度の影響を受けやすく、湿度の高い場所ではカビや臭いの発生のリスクが高まります。
また、直射日光や水の浸入も畳の寿命に影響を与える要素です。
●畳の交換時期●
一般的な目安としては、畳の交換時期は約8〜12年程度と言われています。
ただし、以下のような状況では早めの交換が必要になる場合があります。
- 畳の表面や縁に目立つダメージや摩耗がある場合
- カビや臭いが発生している場合
- 畳の厚みが薄くなり、床が感じられるほど劣化している場合
- 畳の弾力性がなくなり、座っても快適さを感じられない場合
畳の寿命を延ばすためには、以下の点に注意することが重要です。
- 適切な湿度管理を行うこと(除湿や加湿対策など)
- 定期的な掃除とメンテナンスを行うこと(畳縁の清掃や乾燥、畳表の掃除など)
- 畳を頻繁にひっくり返すことによって、均等な劣化を促すことができます
畳の具体的な交換時期や寿命に関しては、専門業者や畳の製造業者に相談すると良いかもしれません!
【畳の新調・表替え・裏返し】
1.畳の新調
- 畳の状態を確認し、古くなっていたり、ダメージを受けていたりする畳を取り外します。
- 新しい畳を選びます。サイズや素材、デザインなど、自分の好みや部屋のスタイルに合った畳を選ぶことができます。
- 取り外した古い畳の代わりに、新しい畳を敷きます。畳を正確に配置し、しっかりと畳縁で固定します。
2.畳の表替え
- 畳の表面が汚れたり、ダメージを受けたりしている場合、表替えを行うことができます。表替えは、畳の表面の部分だけを交換する方法です。
- 古い畳の表面を取り外し、新しい畳表を用意します。
- 取り外した古い畳表の代わりに、新しい畳表を畳に敷きます。畳表を正確に配置し、畳縁で固定します。
3・畳の裏返し
- 畳の裏側が劣化してきた場合、畳を裏返すことで劣化の進行を遅らせることができます。畳の裏返しは、表面と裏側を入れ替える方法です。
- 畳を取り外し、裏返します。畳縁を外し、畳を裏返して再度畳縁で固定します。
- 畳を裏返すことで、裏側の劣化を表面にすることができます。ただし、裏返しによって畳の厚みや見た目が変わる場合もあります。
今回施工させていただいた、W様邸は畳の交換時期であったということで、畳の新調をすることにされました!
畳を入れ替えた後は、イグサの香りがしていて癒されました(*^-^*)
畳縁のデザインも悩まれたようで、畳をはめたらどうなるか
なかなか想像が難しかったようですが、W様が選ばれたデザインは
お部屋の敷居や家具などの雰囲気に合っていて、とても素敵な空間になっていました!!
最後に、現代風にアレンジされた畳をちょこっとご紹介します。
和紙畳(わしだたみ)という畳をご存知でしょうか?
通常の畳は、イグサが使われていますが、和紙畳は和紙をこよりのように巻いて、編み込んでできています。
お手入れが簡単で、日焼けをしにくいのが特徴です。
和紙ですので、デザインが豊富でお好みのカラーをお選びいただけます!
イグサの畳だと、『ザ・和室!』という感じが出てしまいますが、
和紙畳を使用してデザイン性の高い空間も実現可能です(^^♪
是非とも、リフォームや新築で畳のあるお部屋もご検討してみてくださいね!!