梁の見える家「梁あらわし」
立春が過ぎて寒さの中にも春の兆しを感じる季節になりました。
倉敷川沿いの河津桜がちょうど見ごろになってきているようです(*^^*)
この河津桜は、美観地区から南3キロほど約1000本の木が植えられています。
▼3月9日の様子
早咲きの桜で色鮮やかな濃いピンクの花を咲かせます。
一足早く春の訪れを感じることが出来ますね🌸
さて、今回は古民家の「梁の見える家(梁あらわし)」についてご紹介します。
■梁(はり)とは?
梁(はり)とは、柱と柱の間に渡して、屋根など重みを支える部分です。
基本的に柱の上に設置されていて、柱と共に家のかなめとなります。
家を支える骨組の一部いわゆる構造体です。
縦の柱と横の梁がお互い支うよう均衡を保っています。
昔は弓なりの木材を使うことが多かったと伝えられていて、弦を張った弓の形状を思わせることから、ハリと呼ばれるようになったとも言われています。
特に、雪深い地方では屋根の荷重に耐えやすい自然に曲がった木材が好まれていたようです。
▼施工事例▼
こちらの古民家リノベーションでは、あえて梁を見せる内装にしています。
古い建物の場合、梁に使っている木材が貴重なものであるというケースがあります。
現代では見られないような立派な木材なら、隠しておくより見せた方がいいですよね。!(^^)!
▼解体時の様子▼
長年天井の裏に隠されていた梁は、虫食いやカビに侵されている可能性が高く、解体してみるまでどのような状態が確認ができません。
リフォームを始めてから「こんなに傷んでいたの?」と驚くかもしれません。
ですが、もともと梁に使われている木材は太さがあり、梁にふさわしいだけの強さを持っているものです。
腐食した表面を削り、防腐処理などの補修を丁寧に行うと、そのまま生かすことができる場合があります。
■おしゃれな照明でモダンレトロに
照明器具を変えることで、想像以上の空間をつくることもリフォームの楽しみです。
スポットライトと梁を上手に組み合わせると、モダンレトロのような趣のある空間になります。
▼施行事例▼
梁を見せるリフォームは天井が剥き出しになるので、照明の配線など隠しづらい点はデメリットかもしれません。
この場合は、梁に沿って配線を這わせたり、ダウンライトやシーリングライトを設置することで解決できます。
解体して新築の家を建てる方が簡単な場合があります。
しかし「家が古いから無理・・・」と諦めるは早いかもしれません。
カサセイホームズは古民家についてしっかりとした知識と技術をもっています。
少しでもご興味を持っていただきましたら、お気軽にご相談ください~♡