住宅の建材料「木・鉄・コンクリート」どれが強い?
皆さまこんにちは!
住宅の建築材料として「木・鉄・コンクリート」が一般的ですよね!
実際に家を建てる時、木造なのか?鉄骨造なのか?それとも鉄筋コンクリート造なのか?
予算や耐久性、強度なども含めて迷いますよね…
3種類の中で、比較していきましょう!
●木・鉄・コンクリートの中で一番強いのは?●
「住宅がダメージを受ける」といって思い浮かぶのは、地震や台風などの災害でしょうか?
しかし、地震や台風などの災害がなくても住宅は毎日たくさんの力を受け、それに耐えています。
たとえば、住宅はそれ自体の重さや家具・人の重さなどで、常に上から圧迫されています。
また、道路を通る自動車から受ける振動や積雪の重み、地下水の圧力などで横や下からも圧力を受けています。
そのため、安全な家を建てるための建築基準法では、
「建築物は自重、積載荷重、積雪、風圧、土圧及び水圧並びに地震その他の振動及び衝撃に対し安全な構造でなければならない」と規定されています。
具体的に建築材料を考えたとき、こうした圧力に耐えるためには、とくに「引っ張る力」と「押す力」への強さが大切です。
木・鉄・コンクリートの3種類で比較すると、引っ張る力と押す力共に
「木」が一番強いみたいです!!
そして、断熱性能で比較しても「木」が1番熱を通しにくいのです!
断熱性能が優れているということは、夏は涼しく、冬は暖かいといった特徴があります。
●木造住宅●
木造住宅は、鉄骨やRC造りの住宅より強いうえに、「重量が軽い」ことも大きなメリットです。
同じ重量で比較した強度は、1位が木材・2位が鉄骨・3位がコンクリートとなるため、
同じ強度なら、木造住宅が最も軽いということになります。
家が軽くなると、以下2つの大きなメリットがあります。
1.地盤に優しいため、自重による地盤沈下が起きにくい
家の重量は、鉄やコンクリートは木よりも重い為、地盤に負荷が掛かります。
2.振動エネルギーの影響を受けにくいため、地震に強い
重量が重いほど、地震の振動エネルギーは大きくなる為、軽い方が振動エネルギーは小さくなります。
さらに、住宅が軽いということは、それだけ資材の扱いや施工が容易になるということなので、
人件費などのコストが安くなることも大きなポイントです。
その反面、木は腐ってしまったり、シロアリなどの害虫の被害にあったりもします。
末永く、木造の家に住み続けるにはメンテナンスも欠かせませんね!
●木の効果●
木は経過年数とともに、強度が上がっていきます。
築200年の古民家や法隆寺などが現在もあるのは、木が優秀な建材であるからにほかなりません。
素材の良い木材や、メンテナンスを定期的にしていれば
長年にわたり残る建物になるということですね(^^♪
また、木の香りはリラックス効果があり、
ダニの行動を抑制したりする効果もあるようです。
今回は、「木・鉄・コンクリート」で比較しましたが、
鉄骨造や鉄筋コンクリート造(RS造)にもそれぞれメリットがあります。
例えば、鉄骨造では鉄の強度が高く、木造に比べて柱や壁を少なくできるため、
開放感のある機能的な住まいをつくりやすいという特徴があります。
鉄筋コンクリート造(RS造)では、強度による耐震性の確保だけでなく、
防音や気密性の高さもRC造ならではの魅力です。
自分の家を建てるには、どの建材で建てたら
ご希望の用途に、合っているのかをよく検討して、選んでみてくださいね(*^-^*)