土壁の種類【珪藻土(けいそうど)編】

2023年9月7日

皆さまこんにちは!

土壁の種類の1つ「珪藻土」(けいそうど)についてご紹介いたします!

 

●珪藻土とは●

珪藻土(けいそうど)は、自然界に存在する堆積岩石の一種で、

非常に微細な珪酸質の粒子から構成されています。

これらの微細な粒子は珪藻の化石で構成されており、

海底などで数百万年以上かけて形成されてきました。

珪藻土はその特性から、建築およびインテリアデザイン分野で広く利用される壁材の一つです。

 

1.特徴
  • 多孔質: 珪藻土は非常に多孔質で、微細な気孔が豊富に存在します。これにより、珪藻土は水分を吸収し、放出する能力に優れており、湿度調節に役立ちます。
  • 軽量: 珪藻土は軽量で、その多孔質構造にもかかわらず、堅牢で耐久性があります。
  • 断熱性: 一定の断熱性を持ち、室内の温度を一定に保つのに役立ちます。また、夏の暑さや冬の寒さから保護するのにも寄与します。
  • 吸着性: 有害な化学物質や臭いを吸着する能力があり、室内の空気品質を向上させます。タバコの煙や揮発性有機化合物(VOCs)などの有害物質を取り除くのに効果的です。室内の空気品質を向上させる助けになります。
  • 湿度調節: 珪藻土は湿度を調節する能力に優れており、湿度が高い場合には湿気を吸収し、逆に湿度が低い場合には湿気を放出します。これにより、室内の湿度を快適な範囲に維持し、カビや結露の問題を軽減します。
  • 吸着性: 珪藻土は有害な化学物質や臭いを吸着する能力があり、室内の空気品質を向上させます。タバコの煙や揮発性有機化合物(VOCs)などの有害物質を取り除くのに効果的です。
  • 自然素材: 珪藻土は天然の素材であり、環境に優しい選択肢とされています。化学的な添加物を含まず、有害な放散物を発生させません。

 

2.建築およびインテリア用途
  • 珪藻土は、壁仕上げ、塗料、断熱材、天井材、吸音材、調湿材として使用されます。特に壁仕上げ材料として、湿度調節効果を活かして、快適な室内環境を実現します。
  • 珪藻土の塗料は、有害な化学物質を含まず、環境に優しい選択肢として評価されます。
  • 珪藻土パネルやタイルは、内装デザインに用いられ、美しいテクスチャーや色で壁や天井を仕上げるのに適しています。

 

3.その他の用途
  • 珪藻土は化粧品、食品添加物、バスマット、消臭剤、浄水フィルター、猫砂など、さまざまな製品にも使用されています。

 

珪藻土はその特性から、持続可能な建築材料として、

また室内環境の改善に役立つ多くの用途で評価されています。

その天然の特性と環境への友好性から、

現代の建築やインテリアデザインにおいて、ますます注目されています。

 

◆塗り方◆

珪藻土を壁に塗る方法は、一般的な塗り方として以下のステップに従うことができます。

ただし、具体的な方法や材料はプロの建築家や専門家に相談することをお勧めします。

また、珪藻土の塗り方は製品によって異なる場合があるため、製品の指示に従うことも重要です。

【材料と道具の用意】
  • 珪藻土塗料
  • ほうきやブラシ
  • ローラーまたは塗刷ブラシ
  • ペンキ用のバケツ
  • 建築用マスキングテープ
  • ペンキ用のローラー台またはエクステンションポール
  • グローブと保護メガネ(作業中の安全を確保するため)

 

ステップ 1: 下地の準備
  1. 壁の表面を清掃し、埃や汚れを取り除きます。必要に応じてクリーナーを使用して洗浄します。
  2. 壁の不均一な部分や穴を修正し、平らに整えます。また、塗る壁の周囲が汚れないように養生をしていきます。
  3. 壁の表面に珪藻土塗料が良く密着するように、下地用のプライマーコートを塗ります。プライマーコートが乾燥するのを待ちます。

 

ステップ 2: 珪藻土の塗布
  1. 珪藻土塗料を良くかき混ぜ、適切な濃度に調整します。製品の指示に従って水を加えることが必要かもしれません。
  2. 塗料をペンキ用のバケツに移し、ローラーまたは塗刷ブラシを使用して壁に均一に塗ります。

 

ステップ 3: 仕上げ
  1. 模様を付けるには、均一に塗った上から、コテやブラシ、スポンジなどを使用して、希望のテクスチャーやパターンを作成できます。珪藻土の風合いを生かすために、表面をなでるなどのテクニックを使用することができます。
  2. 珪藻土が乾く前に、建築用マスキングテープを取り外します。

 

ステップ 3: 乾燥
  1. 塗料が完全に乾燥するのを待ちます。乾燥時間は気温や湿度によって異なることがあります。一般的には2~3日かかることがあります。

珪藻土や、漆喰はDIYでも可能のようです。

ですが、材料の調達や道具が沢山必要です。更に満足のいく仕上がりを求めるのであれば、

技術もある、プロにおまかせした方が良いかもしれませんね(^^♪

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