見切り材とは?
皆さまこんにちは!
今回は見切り材についてご紹介いたします。
●見切り材とは●
「見切り材」とは、床や壁の仕上げ材が切り替わる部分に入る化粧材のことをいいます。
部屋と部屋の境目に使われたり、同じ部屋の中で違う種類のデザインを使いたい時などによく使われます。
●見切材の役割●
1.部屋の境目を区切る
部屋と部屋の境目を綺麗に仕上げることが、最も一般的な役割です。
壁や床の終わり部分、部屋と部屋の間、部屋と押し入れの間など見切り材の用途は様々です。
壁のデザインを2トーンにしたり、キッチンとダイニングなどで床材を変えたい時にも重宝します。
2.段差をなくす
床の段差をなくす時にも使われることがあります。
例えば、既存の床の上にマットなどを敷くと、どうしても段差が出来てしまいます。
その境目に斜めの見切り材を使うことで、段差をなくし、見た目もスッキリ収めることができます。
3.剥がれ防止
床や壁の仕上げ材料を張った際、端の部分は浮き上がったり、剥がれやすくなっています。
その剥がれ防止としても「見切り材」が使われることがあります。
●見切り材の選び方●
【色】
見切り材はつなぎ合わせる仕上げ材の端部を保護する役割で使うため、
基本的にはつなぐ仕上げ材と近い色を選んでなじませ、目立たせないようにします。
アクセントやおしゃれにしたい場合は、あえて違う色を選ぶのも良いかもしれません。
LDKの中でのリビングとキッチン、リビングと畳コーナーなど、
同一空間ながら用途をはっきり区分けしたい時は、
床の見切り材を目立たせると、個性的なインテリアになります。
【素材】
木製はもっとも一般的な見切り材で、フローリング材同士、
もしくはフローリング材と他の仕上げ材とをつなぐ際に使います。
同じような使い方で樹脂製もあり、木製よりも安価で色のバリエーションが豊富です。
アルミ製や真鍮製、ステンレス製などの金属の見切り材もあります。
いずれも木製や樹脂製より細めで、タイルや土間とフローリング材の境目に採用するパターンが多いです。
シャープな印象なので、モダンな雰囲気を出したい時に採用するといいでしょう。
【形状】
- L型・・・主に床と壁の間や角に使います。
- T型/フラット型・・・同じ厚みの床材を繋げ合わせる時に使います
- への字型/アーチ型・・・段差ができる時に使います
見切材にも様々な種類があることが分かりました!
ご自宅のお部屋とお部屋の境目や、材質が変わっている境目は
どのような見切り材が使われているのか、見てみてくださいね!
これから、リフォームやお家を建てようかとお考えの方は
見切り材もお部屋のコーディネートと一緒に考えてみてください(^^♪