【介護保険を利用した住宅改修】~手すり編~
前回、介護保険を利用した住宅改修でトイレのリフォームをご紹介しました。
今回は、手すり編ということでご紹介していきたいと思います。
●どのような場所に手すりの取付依頼が多いのか
●どのような場所に手すりがあれば便利なのか
など弊社で施工させて頂いた施工事例と共に紹介いたします!
まず初めに、ご依頼の多い手すりの取付箇所は【玄関】です!
玄関の上がりかまちの段差昇降の際、手すりがあるのとないのとでは安定感が格段に違います。
また、靴を脱ぎ履きする際も手すりがあるとふらつく心配もなくなるので、動作が安定しますよね!
●お客様が手すりを取り付けようと思ったきっかけ
①上りかまちの段差昇降が不安定になり、転倒しそうになる
②靴を脱ぎ履きする際、不安定になる
●ご提案
①和風の家には、上がりかまちの下に式台という少し段差の低い板があります。
式台や以前からお客様が使っていた踏台などがある場合は、上がりかまちから出入口に向かって斜めに手すりを取り付けた方が、動作がスムーズになります。
式台や踏台がない場合は、縦型に手すりを取り付けると昇り降りがしやすくなります。
また、玄関の左右に壁が無い場合でも、上りかまちへ直接取り付けるタイプの専用の手すりもございます。
②靴の脱ぎ履きや、玄関のドアまで手すりを持って動作を安定させるのであれば、長めに手すりを取り付けるのも良いと思います。
〇玄関の手すりの施工事例〇
次に多くご依頼のある手すりの取付箇所は【浴室・トイレ】です!
【浴室】・・・水廻りの為、どうしても滑りやすいのが浴室ですよね。
特に洗面脱衣室から浴室に入る際、床がタイルの素材で濡れていると、大変滑りやすいです。浴室の出入口に手すりを取り付けることで、転倒を予防できます。
他には、浴槽の出入りや浴槽内の立ち座りに使う際の、手すりの取付もあります。
浴槽のふちを持ったりすると、手を滑らしてしまう恐れがあるため、こちらも手すりがあった方が安心します。
●お客様が手すりを取り付けようと思ったきっかけ
①床が滑りやすいため、転倒防止に手すりが欲しい
②浴槽をまたぐ際、不安定になる
③浴槽からの立ち座り動作がスムーズにできない
●ご提案
①洗面脱衣室から浴室へ入る際、段差があるご家庭が多いと思います。
浴室の出入口に手すりを取り付けると浴室内の床が濡れていても、手すりがあることで体を安定させることができます。
②・③浴槽をまたぐ際や立ち座りの際は、浴槽がある壁に沿って手すりを取り付けると良いと思います。
体を洗う際の姿勢保持や、出入口から浴槽までの間に手すりを取り付ける場合もありますよ!
〇浴室の手すりの施工事例〇
【トイレ】・・・便器からの立ち座りの際、つかまれる手すりがあると便利ですよね!
●お客様が手すりを取り付けようと思ったきっかけ
①足に力が入りにくく、立ち座り動作がしにくい
②トイレの出入りや便器までの移動が不安定になる
●ご提案
①トイレの横にL型の手すりを取り付けることで、立ち座りや姿勢保持ができます。
②トイレの出入口から便器まで少し距離がある場合でも、横型に手すりを取り付けることで動作が安定します。
壁に操作パネルが付いていたり、トイレットペーパーホルダーなどがある場合でも、ずらして手すりを取り付ける事ができますよ!
最初から付いていた場所の壁に、穴は開いてしまいますが弊社は分かりづらいように補修も致します(^^ゞ
〇トイレの手すりの施工事例〇
●施工後のお客様の声
M様・・・今までは、上がりかまちの少しの段差でもふらつきながら昇り降りしていたけど、手すりが付いたことで安心して動作ができる!
K様・・・玄関で転倒してから、外出する機会が減っていました。手すりがあれば安定して体を支える事ができるし、以前のように外出する機会が増えました!
Y様・・・入浴の際、浴室が滑りやすく怖かったけど、手すりがあると安心して浴槽の出入りや立ち座りができるようになった!
W様・・・今まではトイレの壁に手をついて立ち座りをしていたけど、手すりを付けたことで格段に立ち座りが楽になった!
などなど、嬉しいお言葉を沢山頂いております(^^♪
今後も手すりの取付工事をさせていただくことで、皆様が少しでも安心・安全に生活できるようお手伝いしていけたら嬉しいです。
手すり1本からでも、ご依頼を承っておりますので、まずは担当のケアマネージャーさんに相談してみてくださいね!(^_^)