意外と知らない!!畳のカビ対策
お盆から続いた長雨もようやく晴れ間に安定してきました。
季節外れの長雨で気温は少し下がりましたが、部屋はジメジメと湿気が気になります。
室内を素足で歩くこの時期、畳の上を歩くと湿った感じはしませんか?
よく見ると黒いポツポツとしたカビは生えていませんか?
今回は畳のカビ対策をご紹介します。
カビが生える原因
- 湿気・・75%
- 温度・・20~30度
- 栄養・・食品の食べカスやダニ・ホコリ
長雨で高温多湿な状態が続くとカビの生える条件がそろいやすくなります。
対策①
【こまめな換気で湿度を下げる】
窓を開けて襖を開け、和室の通気性を良くしておきましょう。
日中お勤めやお出かけで家を留守にするなど窓を開けられないときは、扇風機やサーキュレーターがおすすめです。
畳の表面全体に風があたるようにタイマーをかけておくとかなり違います。
洗濯物を部屋干しする場合はできるだけ畳の部屋は避けてください。
部屋干しするとカビが生える原因の湿気が75%以上になると言われています。
新しい畳は特にい草が新鮮なため湿気をよく吸います。
畳は新しいほどカビが生えやすいので注意しましょう!!
対策②
【こまめに掃除をする】
こまめに掃除をしてほこりやゴミをなくすこともカビ対策に効果的です。
一見きれいに見える畳も実はホコリが溜まっています。
畳の目にそってゆっくり掃除機をかけましょう。
掃除機は畳一枚ずつ、一畳あたり40~60秒とゆっくり丁寧にかけて下さい。
ゆっくりかけることは畳を傷つけずキレイを保つコツです!!
拭き掃除は立ったまま掃除のできるクイックルワイパーがおすすめです!!
掃除機と同様、畳の目にそって掃除しましょう。
必ずドライタイプのシートで拭きてあげてくださいね。
対策③
【布団を敷く場合は「すのこ」を活用】
布団を敷きっぱなしにしていると、寝ている間にかいた汗が原因でカビが発生しやすくなります。
人は寝ている間に一晩でコップ一杯分(200㎖)の汗をかくと言われています。
畳の部屋に布団を敷いて寝ている方は「すのこ」を活用すると汗が畳に吸収されるのを防ぐことができます。
布団用のすのこは折りたためるタイプがほとんどです。
二つ折りの状態に立てると布団干しとして活用もできとても便利です。
もしカビができてしまったら・・・
消毒用アルコールを布に染み込ませカビを拭き取ってください。
カビを死滅させるために有効なアルコール度数は70~80度のものが良いそうです。
最後は扇風機をあてるなどしてよく乾かしてくださいね!!
自分で取れないひどいカビ!!黒カビが広範囲に生えてしまったら・・・・
表替えしてしまう方が確実に除去できて清潔です。
【畳の表替えとは】
畳の芯を残して畳の表面と縁のみ新しいものに交換することです。
い草の良い香りがして新しくなったように感じます。
湿気は畳の大敵です。
こまめな掃除と換気など対策をしっかりしてカビが生えづらい環境に心がけましょう。
畳の表替え、新畳への交換などお困りごとがありましたらお気軽にお問合せ下さい。