障子にはそれぞれ名前がある?

2023年7月18日

皆さまこんにちは!

障子(しょうじ)は、日本の伝統的な室内建具であり、窓や間仕切りとして使用されています。

障子にも様々な種類があるので、ご紹介していきます!

 

〇障子の種類〇

 

1.荒組障子(あらぐみしょうじ)

最もスタンダードな障子です。

掃き出しの障子(W900ミリ×H1800ミリ)であれば、横方向に4等分、高さ方向に6等分して組子を配します。

荒組障子のデザインは、格子が太くて幅広いことで、組子の間隔も広めに配置されています。

 

2.横組障子(よこぐみしょうじ)

荒組障子の縦の組子はそのままで、横の組子の間隔を半分にしたもので、荒組障子と共にスタンダードなタイプの障子です。

縦線ではなく横線が主体となるデザインです。

 

3.横繁障子(よこしげしょうじ)

横組障子の横の組子を、更に半分の間隔に狭めた障子です。

関東でよく使われており、 横の桟が細かくなっている特徴を持っています。

 

4.縦繁障子(たてしげしょうじ)

縦方向の桟が多く組まれた障子のこと。竪繁障子と記載する場合もある。

縦の桟が細かい障子は縦繁障子と呼ばれ、関西で多く見られる。

 

5.吹き寄せ障子(ふきよせしょうじ)

縦組子や横組子を、2本または数本ずつ間隔をつめて1組とし、組と組との間は少し広くして組み込んだもの。

和風モダンな住宅の和室などに用いられるケースが多いです。

 

6.変わり組み障子

変わり組み障子は、独自の組子パターンや細工が施されているため、

他の障子と比べて特徴的な外観を持っています。

創造性や工芸技術によって独自にデザインされることが多く、建物やインテリアに個性的なアクセントを加えることができます。

 

7.雪見障子(ゆきみしょうじ)

寒い日障子を開け放たなくても、文字通り部屋から雪を楽しむことができます。

もちろん雪だけでなく四季折々の外の景色が鑑賞できますが、とにかくネーミングが素敵ですね。

ガラスは一部にはめ込まれているものもあれば全面ガラスの障子もあり、和紙部分の障子を上げ下げできるタイプなど色々あります。

 

まだまだ他にも、障子の種類は沢山あります!

そんな障子ですが、破れたりメンテナンスが大変だったりしますよね(>_<)

障子のメリットデメリットをまとめてみました。

【メリット】

  • 光の調節:障子の和紙や透かし材料は光を柔らかく拡散し、室内に心地よい明るさをもたらします。障子を通して入る自然光は、和の雰囲気を演出し、リラックスできる空間を作り出します。
  • プライバシー保護:障子は透けて見える特性を持ちながらも、室内のプライバシーを保護します。和紙や絹の材料は外からの視線を遮り、室内での活動やくつろぎの場を守ります。
  • 空気の循環:障子は通気性があり、室内外の空気の循環を助けます。特に透かし障子は風通しを良くし、室内の換気を促します。
  • デザインとアクセント:障子は日本の伝統的な建築文化の一部であり、美しいデザインや模様があります。障子の種類や柄は部屋の雰囲気を演出し、アクセントとなることができます。

 

【デメリット】

  • 強度:障子は和紙や薄い材料で作られているため、比較的傷つきやすく、破れやすいです。特に家庭内での活発な動きやペットの存在がある場合は、注意が必要です。
  • 耐久性の課題:障子は比較的短い寿命を持ち、定期的なメンテナンスが必要です。和紙は経年劣化や湿気によって劣化することがあります。定期的な張り替えや修繕が必要になる場合があります。
  • 防音性の欠如:障子は音を防ぐ能力が限られており、外部からの騒音を完全に遮ることはできません。特に音の遮音が必要な場合は、他の遮音材や構造を併用する必要があります。

 

以上が障子の一般的なメリットとデメリットです。

障子は日本の伝統的な建築文化の重要な要素であり、その特徴を理解して上手に利用することが大切です。

最近は和室を、間取りに取り入れる方が少なくなっています。

障子の和紙をお好きな柄の布に変えて、張り付ける和モダンなデザインの障子もあるようですので、

日本ならではの障子の採用もご検討してみてください(^^♪

またカサセイホームズでは、障子の張り替えも承っておりますので、ご相談くださいね!!

 

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