ユーティリティルームとは
皆さまこんにちは!
ユーティリティルームをご存知でしょうか?
以前ご紹介した、ランドリールームと似ています!
ユーティリティルームも、ランドリールームも
家事効率に特化したスペースということが共通していえます。
●ユーティリティルームとは●
そもそも、ユーティリティルームとは、何をする場所なのでしょうか。
「ユーティリティ」とは建築用語で、給排水や暖房、電気などの設備のことです。
洗濯機やボイラー、掃除道具などのおいてある部屋を「ユーティリティスペース」と呼びます。
半世紀ほど前のユーティリティルームは、お手伝いさんが家事という仕事をする部屋という認識でした。
20年ほど前は、主婦が使う空間として「家事室」という言葉が使われるようになりました。
たとえば、アイロンをかけたり洗濯物を畳んだり。
ミシンを出しておく部屋とか、パソコンを使ったりする小部屋を「家事室」とあらわしておりました。
最近では、図面上ではユーティリティともいわれておりますが、
洗濯に関連する家事(洗濯、部屋干し、アイロン、ミシン、衣類管理など)をする場所としてのユーティリティルームが増えてきました。
現在は共稼ぎが主。かつコロナ禍をうけたテレワークが新しい日常になった現在。
家族みんなで使うことができる、家事負担を減らすためのユーティリティ(家事室)に、
家づくり・リフォームを検討している方々の関心が高まっています。
●ユーティリティルームの役割●
主婦の1日をなぞって家事動線を考えることが、住宅をプランニングする上で重要となります。
キッチンで料理しながら、洗濯も同時進行……。忙しい主婦の日常のひとコマです。
そんな時、洗濯機とキッチンが離れていたら効率が悪く、家事の負担になってしまいます。
では具体的にどのようなプランニングが、スムーズな家事動線といえるのでしょうか。
まずは、家事をする場所の大部分を占める、キッチンとユーティリティスペースを、短い動線で繋ぐことが大切です。
キッチンの配置を決めたら、家事コーナー、ユーティリティスペース、
外のサービスヤードへと、一続きの動線をつくるのが良いかもしれません。
●広さはどれぐらいあった方が良いのか?●
洗濯全般の家事、テレワーク(デスクワーク)を目的としてユーティリティをつくる場合、
洗面所で1.5畳・洗濯機を置く脱衣室に1.5畳・脱衣室で洗濯物を干すときは、
最低でも1.5畳。あわせて4.5畳ほどの面積が必要です。
脱衣室と洗濯物を干す場所として3畳あれば、洗濯物を干すためのバーも
しっかり2本設置することができるので、家族4人の洗濯物もゆとりをもって干すことができます。
この程度の面積が確保できれば、寝具などを洗濯しても干すスペースに困ることはなく、
衣類乾燥機やスロップシンクなどを設置するスペースも確保でき、
机を置いてのアイロンがけや、テレワークなどもすることができます。
洗濯機を設置する場所でデスクワークを行う場合は、
机の上に机の高さにあわせたコンセントをつけておくと便利です。
そうすうことによって、机の上でのアイロンがけはもちろん、
ノートPCのACアブプターも、机の下にかがむことなくすぐに仕舞うことができます。
とはいえ小さな部屋で洗濯物を干すとき、位置を確保することが難しく無理な体制をとらなくてはいけませんし、
洗濯物を干している時間帯に窮屈な場所で、デスクワークをすることは難しいと考えられますので、
少し天井を高く設定したり、他の間取りとの兼ね合いや、
洗濯をする頻度、家族構成なども含めて、必要なスペースを検討しましょう。
家事の効率を考えると、ランドリールームや
ユーティリティルームがあると、家事動線を確保できると思いますので
ぜひ検討してみてくださいね(*^-^*)