ロフトはあった方が良い?無くても良い?
皆さまのご自宅にロフトはありますか?
ご家庭によって、ロフトの使い方は様々ですよね!
●ロフトとは●
住宅のロフトは、高い天井の部屋にあり、小さな部屋やスペースを指します。
ロフトは、一般的に住宅内の階段やはしごを使ってアクセスし、
その空間は寝室、書斎、収納スペースなど、
さまざまな目的に使用されることがあります。
ロフトは、住宅デザインの一部として、
居住空間を最大限に活用するために使われることがあり、
天井が高い部分を有効に利用する手段として選ばれています。
●ロフトの使用用途●
【収納スペース】
ロフトの一般的な利用方法です。
建物全体の延床面積は、建築基準法によって上限値が定められていますが、
ロフトは幾つかの条件を満たせば、その面積に算入する必要が無いため、
より広い空間を造ることができます。
【書斎スペース】
LDKや寝室に接するロフトは、程よい距離感で居室と繋がることができ、気分の切り替えに役に立ちます。
趣味で集めたものを飾ったり、鑑賞したりする趣味の空間、憩いのスペースとしても良いですね!
ただし、延床面積から除外される「小屋裏物置等の空間」の条件を満たそうとする場合、
収納を造作することに規制がかかることがあります。
【子供のスペース】
部屋の中に高低差が生まれるロフトは、特にお子様に人気の空間。
天井が低く、籠り感のあるロフトはお子様の秘密基地などにぴったりです。
子供部屋にロフトを設ける際には、ハシゴのデザインを可愛くしてもいいですね。
頻繁に上り下りすることで、運動にも繋がります。
お子様の好きなように使っても良いスペースとして、作ってみるのも良いかもしれません。
●ロフトを作るメリット・デメリット●
◇メリット◇
1.ロフトは固定資産税の課税対象面積に含まれない
建築基準法を満たすロフトの場合、ロフトは「階数にカウントしなくてもよい」とされています。
固定資産税の課税対象とされる床面積にも含まれないため、
スペースを有効活用でき、かつ固定資産税を抑えらえるというメリットがあります。
2.奥行きが出て空間が広く感じられる
ロフトを作ることで、部屋に奥行きができ、
空間が広く感じられることもメリットの一つです。
来客などで人口密度が増えても、開放感があるため窮屈な印象を与えにくいマイホームになりますよ。
3.デッドスペースを有効に活用できる
ロフトを作ることによって、本来であればデッドスペースとなってしまう
屋根裏部分を有効に活用することができます。
特に平屋建ての場合は、2階建て住宅と比べて広い屋根を活かしたロフトを
作れる場合が多いので、収納はもちろんのこと多用途に活用することができます。
◆デメリット◆
1.屋根の形状によっては天井高が低くなる
ロフトは屋根の形状によって、天井高が左右されます。
場合によっては、天井高が1メートルに満たないロフトしか作れない場合もあるでしょう。
ロフトを検討するときには、どのくらいの高さのロフトを作れるのか
あらかじめ確認しておくことが大切です。
2.いずれ使わなくなる可能性も
ロフトを設けたもののハシゴの上り下りが億劫になり、
全く使わなくなってしまう例は少なくありません。
後で後悔しないよう、実際にショールームや住宅見学会で
ロフトに上がってみて、有効に使えそうか検討しましょう。
3.熱がこもりやすくエアコンが効きにくい
暖かい空気は上方に昇るため、小屋裏には行き場を失った熱が籠りやすくなります。
そもそも、屋根に近い小屋裏は構造的に暑くなりやすく、
エアコンを設置しても中々温度が下がりません。
小屋裏の温度を下げるためには、屋根の断熱工事をしっかり行う、
窓は日が差し込まない方向に設けるなど、設計を工夫して対策をする必要があります。
ロフトは、使い方によっては秘密基地のように、ワクワクした使い方もできますし
おしゃれな空間に仕上がる可能性もあります!
マイホームの検討をする際は、ロフトの有り・無しは、
どういった用途で使うか、しっかりと考えて検討してみてくださいね(^^♪