福祉住環境コーディネーターとは?
みなさんは、「福祉住環境コーディネーター」という資格があるのをご存じですか?
国家資格ではなく決められた制限などもないため、比較的取得しやすい資格であり、実際に取得している方も多くいます。
しかし、実際のところは、その資格を活かして仕事をしている人はそんなに多くはないと思います。
今回は、福祉住環境コーディネーターが実際にどのような仕事をしているのか、少しご紹介しましょう。
● 福祉住環境コーディネーターとは?
福祉住環境コーディネーターは、住環境整備に必要な福祉・医療・建築などについての幅広い知識を持ち、高齢者や障がい者にとって「安全で安心して暮らせる住まい」を提案するアドバイザーです。
● 福祉住環境コーディネーターの仕事内容とは?
福祉住環境コーディネーターの仕事には、大きく分けて2つの役割があります。
① 住環境を整えるためのアドバイス
福祉住環境コーディネーターは、作業療法士(OT)・理学療法士(PT)やソーシャルワーカーなど医療の専門職、ケアマネージャーや福祉用具専門相談員など介護の専門職と連携をとりながら、自宅での生活に困っている高齢者の方々や、在宅生活に復帰される方々のために、住宅改修や福祉用具などで住環境を整備していけるようアドバイスを行います。また、建築に関わる専門職とも連携をとりながら、介護リフォームなどのコーディネートも行っていきます。
② 住宅改修費支給の代行申請
福祉住環境コーディネーター2級以上であれば、介護保険の住宅改修に関する書類の作成が行え、代行で申請の手続きが行えます。
● 福祉住環境コーディネーターの役割とは?
一見、あまり接点のないように見える【 福祉・介護・医療 】と【 建築 】ですが、福祉住環境コーディネーターは、今の高齢化社会でそれらを繋ぐ大事な役割を担う仕事です。
「住み慣れた自宅で安心して生活がしたい」
「在宅介護は少し不安だなぁ」
そう思っている方がいれば、お話しを聞きにすぐに駆けつけます。